トップページ - 佐渡支部 - 支部長挨拶

佐渡支部ホームページ開設の御挨拶

支部長 三国 栄

日本将棋連盟の佐渡支部が創立されて今年で40周年を迎える年になり、40周年の記念にホームページを開設することができました。IT時代の今、 佐渡から将棋ファンの声を全国に発信できるようになることは大変嬉しいことだと思います。地方の小さな支部の声はなかなか何処へも届かないものですがホームページを活用して佐渡の将棋ファンの想いを色々な方たちに伝えていきたいと考えています。

昭和41年に佐渡支部が創立されて以来、大勢の将棋ファンが佐渡支部にかかわってきました。現在の佐渡支部には11月~3月に「五大タイトル戦」があり、また4月~10月は「月例チャンピオン戦」で支部の仲間たちと将棋を指しています。

その中でも40年間続いてきた佐渡名人戦は、佐渡の将棋指したちの勝負・対局を見守り続けた佐渡随一のタイトル戦でした。今年の記念すべき第40期佐渡名人戦で新たな【永世佐渡名人】が誕生しました。佐渡支部には<永世タイトル称号贈与>の制度があります。佐渡名人戦では40年間の歴史で連続5期または通算7期名人位に就いた人だけに贈られる【永世佐渡名人位】の称号があり、現在まで3人だけ達成しています。

また佐渡棋王戦では通算7期の山田晴男【永世佐渡棋王】・渡辺産商杯でも通算7期の甲斐誠【永世産将】がいます。この5人を中心にして多くの勝負があり、数え切れないほどの対局があって、将棋を通して喜んだり、泣いたり、楽しんだり、悔しがったりと佐渡支部は40年間将棋の歴史を確かに刻み続けてきました。現在も中学生の強豪から70代の古豪までが将棋大会で熱戦をくりひろげている状況です。

2006年3月には初めてプロのタイトル戦“第55期王将戦”第7局が佐渡で行われ羽生善治王将と佐藤康光棋聖の熱戦を観戦することができました。それが2年連続して2007年3月“第56期王将戦”第7局が同じ対局者で再び実現することになりました。2年連続の第7局の決戦がこの佐渡の地で!将棋ファンとしては最高の舞台で最高の将棋を見ることができる夢のような現実が2年も続いた奇跡に、ただ驚くばかりなのですが、節目の年にあたりまるで佐渡支部の40周年を祝ってくださる為のように思えてなりません。

これからも将棋ファンとして、小さい支部ですが佐渡支部から将棋の情報や佐渡に関する話題を「佐渡支部ホームページ」を通して発信していきたいと思います。

平成19年3月17日 記